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雅楽 ユネスコ無形文化遺産

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雅楽 (ががく)

有職故実   YUSOKU KOJITSU


日本固有の古楽に基づいた神楽に、大陸から入って来た様々な音楽や
舞を融合して生まれた、日本が誇る総合芸術です。


10世紀初頭に完成されたとも云われています。
インドで原型になるものが生まれ、中国、朝鮮半島に渡り日本に到達
したそうです。
現在では、発祥の地インドはもとより、日本を除くどの地域にも残って
いないようです。


古くから皇室の保護のもと伝承されていますので、
宮内庁雅楽部という楽団が組織され、宮中の儀式や、園遊会などで
披露されいます。


宮内庁以外にも、全国には雅楽の楽師団はありますし、大学においても
雅楽部は組織されいます。
また、神職の方も雅楽を演奏されたり、舞をされる方もたくさんおられます。


若い方から、重要無形文化財の名誉を与えられた熟練者まで広く受け継がれ
て今日に至ります。
このように日々研鑽されている方々がいなくなってしまえば、雅楽は世界から
消えてしまうことになります。


雅楽を鑑賞することは、何も宮中の中だけではありません。
宮内庁雅楽部も年に数回、地方公演もされていますし、
神社においても、例大祭などで、その土地の楽師が奉舞される機会は
沢山あります。 


あらゆる要素が組み込まれた雅楽を皆さんも是非鑑賞される事を
お勧めします。


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蘭陵王 (らんりょうおう)


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延喜楽 (えんきらく)


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蘇利古 (そりこ)


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迦陵頻伽 (かりょうびんが)



今日までに伝承されている雅楽は約20種類と言われています。
戦に出向く猛者を讃える舞や先祖の霊に祈りを捧げる舞など
内容も様々で、それぞれに音楽も異なります。


装束も神官装束には見られない金襴、唐織物、刺繍などを多様に用いて
極彩色豊かに仕上げられています。
当時の天竺(インド)や唐(中国)の文化が混在した出で立ちです。


舞により持ち物も多岐にわたり、雑面(ぞうめん)という覆面をしたり
子供の背中に羽を施して舞をしたりと、どれをとっても唯一無二なもの
ばかりです。


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また、雅楽は私たちが普段使っている言葉に溶け込んでいるのです。


たとえば、程よい具合を意味する『塩梅 あんばい』
これは、雅楽器の篳篥(ひちりき)という笛の奏法から来ています。


他にも、コツを掴む、コツが要る この『乞 コツ』
これも笙(しょう)という笛の音で乞という音を出すのが非常に難しい
ところから生まれた言葉です。


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上の写真は、雅楽の打毬楽(だきゅうらく)という舞です。
舞方の手に毬を打つためのスティックのようなものがあります。
これを毬杖(ぎっちょう)と呼びます。
本来、毬杖は右手に携えるのが基本なのですが、これを左手に持って舞を
した人がいたことから、左利きのことを『ぎっちょ』と呼ぶようになったと
云われています。



ちなみに私も、その『ぎっちょ』でございます。




お前のブログはいつも長げぇ~な! とお思いでしょう。



まぁ そんな野暮な事言わずに、お付き合いのほどよろしくお願いします。

野暮。。。。 これもまた雅楽から派生した言葉でした。。。  完







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