本当は、始まる前にこのブログでご紹介すべきだったのですが、
バタバタとしている間に、お祭りが終わってしまいました。。。。
京都の下鴨神社(正式には賀茂御祖神社 かもみおやじんじゃ)で行われる
御手洗祭(みたらしまつり)をご紹介します。
うなぎの蒲焼きを食べる事で知られる、土用の丑の日に境内にある
御手洗池に足を浸すことで、穢れ(けがれ)を祓い、暑い夏を健やかに
過ごせるとの云われがあります。
現在では、7月26日から29日の4日間参拝することが可能で、
朝の5時から夜の10時まで、この足付け神事を体験することが出来ます。
私のお勧めは、人は多くなってしまうのですが、夜の参拝です。
夜の境内は、何とも幻想的で普段とは違う異空間のように思えます。
まず初穂料200円を納めると、ロウソクを手渡してもらえます。
そのロウソクを持って池に向かいます。
池の水は驚くほど冷たくて、蒸し暑い夏の夜には最適です。
大人の膝丈ほど水が張られた池の中を進むと、途中に燭台があります。
その燭台にロウソクお供えし、火を点します。
ロウソクの火が水面に映る景色も夜のほうが格別です。
私はこの御手洗祭がとても好きです。
神事というと、少し離れた所から見ている感じがしますし、
あまり体験型のものは少ないように思えます。
このお祭りは、足を水に付けて歩くという実体験を味わう事により
より深く記憶に残ります。
私も幼い頃、祖父に毎年連れて行って貰った記憶が今でも鮮明に甦ります。
自分が親となった今では、子供を連れて毎年お参りしています。
私の子供が親になった時にこの体験を思い出して自分の子供を連れて行って
くれればなぁ~と今から淡い希望を抱いております。
池から上がると宮水を頂戴し、体の中まで綺麗にして帰ります。
ご紹介が遅れてすみません。 勿論このお祭りは毎年行われていますので、
行かれた事がない方は、是非訪れてみて下さい。
追記
みたらし団子の語源は、この御手洗祭に茶屋で出された団子が評判を呼び
その名が付いたそうです。勿論帰りの参道で食べる事も楽しみの一つです。
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御手洗祭
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