偶然の出会いから始まったご縁で、お客さんが来られました。
オランダ アムステルダムからお見えになったご夫婦
マーク・ヤンセンさんと、クリステルさん。
お二人とも、京都が大好きだそうで、長期休暇が取れたら
京都に家を借り、『訪れる』というよりは、『暮らす』というスタイルで
毎年京都に来られています。
ご主人のマークさんは、グラフィックデザイナーで、奥さんのクリステルさんは
IT関連のコンサルティングをされながら、写真家でもあります。
マークさんは、やはりグラフィックのお仕事ということもあり、
日本の文字に大変興味をお持ちです。
一方、クリステルさんは、写真家でいらっしゃるので、京都に限らず
京阪神の色々な所に足しげく通われ、多くの写真を撮影されています。
色々会話をしているうちに、日本の文化や伝統の話になり
それだったら、うちにおいでよという事で話が進みました。
二人は葵祭や、祇園祭にも行かれてるので、伝統装束を見た経験は
お持ちなのですが、実際触れてみるのは勿論ないでしょうから、
色々、実際の装束や神具をご紹介しました。
出来得る限りの英語を何とか駆使して、装束の決まりごとや
紋柄のルーツ、種類などを説明しました。
知らない文化を得たいという姿勢は、お二人を見ていると感心させられます。
クリステルさんは、日本について深く知りたいという気持ちから、源氏物語を
読まれたり、オランダでも華道を習われているそうです。
ですから、片言の英語で説明しても、理解が深いです。
ひょっとしたら、今の日本人よりも、日本の精神性や伝統文化を理解されて
いるかのようにも思えます。
偶然の出会いから始まったのですが、出会うべくして出会ったかのような気がします。
よく言われますが、『同じ思いや志を持った者は自ずと出会う』を体験したかのような。
偶然とは、必然から生まれるものかもしれません。
この頂いたご縁を大事にして、未だ見ぬ可能性を信じたいと思います。
クリステルさん にご紹介頂いた私の記事 彼女のブログより
マークさん のホームページ